築地電通ビル

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築地電通ビル(旧電通本社ビル)
1967年6月
設計:丹下健三、都市建築設計研究所
地上13階・塔屋2階・地下3階

コンクリートの色のせいか、今見ると古くさい感じもするが、
それだけ時代を表している建物だということ。
2002年、汐留の電通本社ビルが完成し、現在は電通テックが入居。

柱と柱の間を9メートルの長大スパンとし、
階段・エレベーター・トイレを中央に集めるコアシステムを採用。
銀座旧社屋の4.9倍の広さで、大型電子計算機、カラーテレシネ、試写室、
コンシューマーズ・ルーム、プレゼンテーション・ルームなどの設備を装備。
旧社屋から約1.2キロメートルの距離を引っ越しパレードが行なわれた。
しかし、その後4年ほどで手狭になり、周辺ビル14ヵ所に業務が分散、
1994年に完成したばかりの聖路加タワーに営業部門を中心に移転。
聖路加タワーの6割を電通が占め、築地・明石間はシャトルバスが運行していた。
『目で見る電通史』より抜粋(←おもしろいのでオススメ)。

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「思い入れのあるビルだから生きているうちは取り壊さないでくれ」という約束が
丹下健三と先々代(?)の電通社長との間にあるのだとか。
この約束が本当かどうかはともかく、
建物と建物を縦横につなぐ三次元ネットワークなる都市像を
丹下健三は真剣に考えていたらしい『築地再開発計画』
その片鱗は都庁のデザインにも見られる。

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窓の形などのユニークさがわかりにくいので手前のビルから撮影。