信濃町煉瓦館
設立:1995年
設計:清水建設
信濃町の駅前に立つ、レンガ造りの巨大な建物。
あまりに大きいので、歩道を歩いているときは、
建物というより、レンガの壁という感じ。
慶応病院の敷地の一部、旧食養研究所跡に建てられたそうです。
1995年と最近、造られた建物のわりに、
デザインとレンガという素材が、レトロな雰囲気を作り出しています。
チューリッヒ生命の建物らしいのですが、
日本クレジット産業協会、日本機械学会、国際医学情報センター
など、堅め(?)なオフィスが入っています。
地下1階には鮨處八千代もあります。
ネットで検索したところ、設計者である清水建設の大山尚男氏は、
「ゼネコンにとって煉瓦は難しい素材でみんな痛い目にあってきた。
わたしは煉瓦の風合いが好きでたまらず、勉強を重ねました。
信濃町煉瓦館の場合は、韓国から輸入されたまま、
何かの事情で山積みで放置されていたのを目に留めて
使いたくなった」と語っています。
レンガの壁は、外国の銀行みたいで
生命会社によく似合う重厚感だと思います。
惜しむらくは、建物全体がレンガで造られているわけではなく、
外壁だけという点(それでもずいぶん厚い壁ですが)。
まあ、オフィスビルの機能性を考えたら、
全部レンガは無理かもしれませんが。
長方形に大きな円がくりぬかれた大胆なデザイン。
よく見ると、上の方にも半円のデザインが使われているんですね。
横から見るとよくわかりますが、レンガ部分は外側のみ。
真横から見上げたところ。
ガラス張りのビルをレンガの壁で前後から挟んでいます。
入口の円形部分。
サーフボードのようなガラスのひさし(?)が不思議なアクセント。
円形を見上げたところ。かなり迫力があります。
全体像がわかりにくいので、駅ビルから撮影。
同じく駅ビルから撮影。右側が慶応大学病院。
おなじく駅ビルから撮影。
神宮の森からのぞく絵画館のドーム屋根。球場も写ってます。
もひとつおまけ。外苑東通り。
正面に見えるのがおそらく青山ビルヂング。
さらに後ろに六本木ヒルズが見えます。
左にふたつ並んでいるのが青山ツインこと新青山ビルヂング。