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東京中央郵便局

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東京中央郵便局
1031年(昭和6年)
設計:吉田鉄郎(逓信省営繕課)
施工:銭高組、大倉土木

東京駅の正面左側に立つモダンな建物。
シンプルゆえに見逃してしまいがちですが、ちょっと気をつけて見ると
そこらへんの建物とはまったく違うかっこよさがあります。

日本の伝統的木造建築がもつ美を取り入れた初期モダニズムの傑作
と言われていますが、現在、この東京中央郵便局と大阪中央郵便局
(どちらも吉田鉄郎設計)の建て替えが検討されています。
東京駅も修復される今、この辺ではほとんど唯一の近代建築だけに
残してほしいものです。

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「広場に面した正面になる5 階建ての壁面には、辺ごとにまとまりを与えた。
具体的には、北面では、中央に窓口への大玄関を設け、
その上に大時計を配し、この軸を中心に左右対称に縦4 列に窓を並べた。
その両端には縦長の窓を縦一列に配して、そこまででひとつの完結した立面とした。
その辺と斜辺とが交わる角には、別に玄関を配し、
その両側に縦長窓を一列配して、ここでも左右対称の構成をつくっている。」
東京中央郵便局庁舎・大阪中央郵便局庁舎保存要望書より引用。

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「大口通常郵便物」と書かれている西側。
「窓の高さを上階に行くほど少しずつ小さくし、さらには4 階と5 階の間に
水平に胴蛇腹を入れて、立面全体に簡潔性を与えている。
しかも、その窓の高さはその後ろの室の機能にも対応している。
1 階は窓口業務などに対応するため高い天井(窓の高さもそれにあわせてある)だが、
最上階は吏員宿直室などにあてられるため天井高は低くてよい、
というこの建物のあり方にもうまく対応しているのである」

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向こう側に東京駅が見える。

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裏側の搬入口。外階段がかっこいい。

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郵便局裏側。
手前は竣工直前の東京ビル(2005年10月竣工、11月オープン)。

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世界コミュニケーション年を記念したポスト。

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こちらも変り種ポストだが、
「9月11日をもって使用を停止する」という紙が貼ってありました。

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中で撮影するのはためらわれたので、ガラス越しに盗撮。
大きな柱が高い天井を支えている広い窓口。

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中央郵便局はこれまで発行された記念切手の展示、販売も行なっています。
ずらっーと記念切手が並んでいて、おもしろかったので、
ドラえもんとタイムボカンの切手シートを買ってみました。

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夜景。
土曜日なのに窓口が開いていたので「あれ?」と思ってよく考えたら
ここは「中央郵便局」でした。
郵便業務は「0:00~24:00」まで。つまりは24時間ってことですね。

「東京駅の駅前にも、大阪駅の駅前にも、名古屋駅の駅前にも、
一等地に中央郵便局がありますね。
いまは一等地にあっても郵便事業にしか使えませんが、
民営化すればもっといろいろな用途に使うことができるようになります。」
小泉内閣メールマガジン 第151号より。

中央郵便局を郵便以外の何の用途に使うと言うのだろう。
建て替えて高層ビルを建てれば儲かるんだろうか。


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