明治生命館
明治生命館
1934年(昭和9年)
設計:岡田信一郎
構造設計は東京タワーで有名な内藤多仲が担当。
アールデコの内装は岡田捷五郎によるところが大きい。
1997年、重要文化財に登録。
1881年(明治14年)、日本で最初の近代的生命保険会社として
明治生命が京橋区木挽町に創業。
1895年(明治28年)、曾禰達蔵の設計による三菱二号館に移転。
昭和に入り新社屋の計画がもちあがり、
当初は三菱二号館の隣接地に建設する予定だったが、
岡田は広い面積を使ったダイナミックな建物の必要性を訴え、
師である曾禰達蔵も自らの三菱二号館の解体に同意した。
もともと病弱であった岡田は建設途中に倒れ、
工事現場の16ミリフィルムを撮影させ、病室から指揮を執った。
実弟、岡田捷五郎が後を継ぎ、
岡田の死から2年後、明治生命館が完成。
日本の様式建築の最高峰であり、最後の作品と言われる。
2005年9月に行なわれた先行公開に行ってきました。
一般公開は2005年12月から再開されます。
1階ラウンジ。
一般公開後は自由に使える空間になるようです。カフェも併設。
1階に展示されていた模型。よくできています。
模型正面側。
模型側面側。
今では全体像を見ることのできないバックサイド。
2階会議室。
「1945年(昭和20年)から1956年(昭和31年)、アメリカ極東空軍司令部として接収。
1952年(昭和27年)まで2階の第一会議室が連合国軍最高司令官の諮問機関である
対日理事会の会場として使用されました。
マッカーサー総司令官もこの会場で開催された会議に何回も出席しています。」
明治安田生命のサイトより引用。
食堂。
応接室。家具は梶田恵のデザイン。
店頭営業室。
八角形を組み合わせた漆喰塗りの蛇腹天井。
花のアップ。
1階店頭営業室よこのスペース。
パチパチ写真を撮っていたら警備員さんが、
「大理石なんでアンモナイトが埋まっているんですよ。
5ヵ所くらいあります」と教えてくれました。
その2に続く。
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