お茶の水スクエアA館
設計:磯崎新
竣工:1987年
地上13階、地下3階
元は1925年(大正14年)にヴォーリズが設計した主婦の友社旧社屋。
当初は修復保存する予定だったが、構造がもろく、崩落寸前だったので
外壁の一部を残して復元された。
名チェリスト、パブロ・カザルス氏の名前を冠した
室内楽専用ホールカザルスホールを内設。
その活動は1997年メセナ大賞を贈られているが、
親会社の経営不振から、2002年、お茶の水スクエア全体が日本大学へ売却。
B館、C館は取り壊されたが、A館はそのまま残り、カザルスホールも継承された。
3階にヴォーリズの名を冠したホールがあったが、現在は法科大学院の模擬法廷として使われている。
メセナって聞かなくなったもんなー。
私が行ったときはB館、C館あとは暫定的に駐車場に
なっていました。大学施設が立つ予定。
横から見るとこんな感じ。
旧建物の上に新館を建設する、安易な気もするが、昔の面影が残る復元方法。
この建物の左奥にカザルスホール。
元の主婦の友社ビルはこんな感じ?
復元なのでどうしてもレプリカっぽさは残るが綺麗なディティール。
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