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旧新橋停車場

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旧新橋停車場
2003年4月
設計:ジェイアール東日本建築設計事務所、日本設計
施工:清水組

元々の新橋停車場は、
竣工:1871年(明治4年)
設計:R.P.プリジェンス

ガラスの高層ビル群に囲まれて
洋館が建っているのはちょっと不思議な風景。
しかし、復元といっても、そっくりそのまま昔の建物を建てたわけではなく、
残っている平面図や写真を元に「往時の外観をできるだけ忠実に再現しながら、
現代の建物としてつくった」(東日本鉄道文化財団)そうなので、
期待したほどのレトロ感はなく、こ綺麗な現代建築という感じでした。

まあ、新しいデザインの高層ビルばかり建てるよりも、
こういう建物を再現することにはそれなりに意味があると思いますが。
私が建物ばかり写している横で、線路ばかり写している人もいて、
鉄道マニア的にはどうなんでしょうね。

 米国建築師プリジェンスの設計により、明治五年に建てられた新橋駅は、
その木骨石張りの斑入りの伊豆石もくすみ、十一月の澄んだ朝の光に
軒蛇腹の影を鮮明に刻んでいた。
 汽車はまだ入っていなかった。左右に線路を控えたひろい頭端式ホームには、
朝の光線が斜めに大まかにさし入って、その中に微細な埃を舞わしていた。

三島由紀夫『春の雪』より

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いちばんレトロ感を味わえる左側面。

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25mだけプラットフォームも再建。

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横に敷設されているのは1873年の英国製双頭レール。

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中は「グランカフェ新橋ミクニ」と「鉄道歴史展示室」

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設計コンセプトは“融合”とのことだけど、
未来的な高層ビルと歴史的な洋館が並ぶ不思議な風景。

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